海中に沈んだ氷河期の文明。
今回の冬は寒かったですね。氷河期みたいですね。
でも、本当は「みたい」じゃない可能性の方が強いのかも知れません。
大雑把に言えば、地球は三・四千年の周期で、温暖期と寒冷期を交互に繰り返していているんですね。
「北極の氷が溶けてしまって海水面が上昇し、都市が水没する」最近はこんな事、滅多に聞かなくなりましたね。
北極の氷の面積は2013年、減少から一転して急拡大してしまったんですね。
もしかしたら、もう既に地球は寒冷期が始まっているのかも知れませんが、何らかの原因で、そのままとことん寒くなって、両極や高地の氷が溶けなくなって溜まり続け、海水面が下がると、この画像のようになってしまうんですね。
北海道は樺太と繋がり、ロシアと陸続きになってしまいます。
マラッカ海峡は埋まってしまって、インドシナ半島とスマトラ、ボルネオ等のインドネシアの島々は一体化してしまうんですね。
この氷河期限定の東南アジアの大陸を「スンダ大陸」と言います。
世界最古の土器は、中国・江西省で発見された約2万年前のものだそうですが、現在の中国の沿岸部の大陸棚や、スンダ大陸の、現在は海水に覆われ海になっている地域に、もっと古い遺物が沈んだままになっている可能性は充分にあります。
東アジアの古代文明が断続的にしか発展しなかった理由としては、やはり洪水によって、文明そのものが海に沈み、その継続がならなかった可能性が高いようですね。
インダス、ガンジス、メコン、長江、黄河等、東アジアの大河は全てチベットにその源流があります。
それに対して、エジプトの場合は、その水源が赤道方面にありますから、ナイルによって毎年起こされる洪水は予想される範囲に収まる事が多く、一度に全てが破壊される様な極端な規模の洪水と言うのは、逆に少なかったのかも知れません。
日本からも青森県の大平山元I遺跡から、約1万6500年前の土器が発見されているそうですが、新石器文明、土器文明はやはり、東アジアから中東方面へ進んで行ったと考える方が自然だと思われます。
農耕はアジアから始まったと言う事ですね。
このリンクは面白いかも知れません、
「古代文明の謎」
アマテラス式考古学概要編、最初の記事はこちら。
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