Ancient Japan

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海底遺跡が存在する意味とは?

この写真「沖縄のロゼッタストーン」と呼ばれている物ですね。

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 沖縄には、海底遺跡かと言われている謎の海底地形が有りますが、「沖縄のロゼッタストーン」自体は、海底から発見された物ではないようです。


それに対して、こちらの写真は本家本元の”ロゼッタストーン”ですね。

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エジプトの港湾都市ロゼッタの海底から、1799年に発見されたそうですが、古代エジプト語の神聖文字(ヒエログリフ)と民衆文字(デモティック)、ギリシア文字の三文字で、新たな統治者、プトレマイオス五世を神聖な対象として崇拝する事を謳ったものと言う事だそうで、沖縄版とはかなり雰囲気が違っていますね。


この二枚の違いを見ていると、数千年間戦争で切磋琢磨し文明を築き上げて来た西洋(オリエント)文明に、私達の日本が対抗しようなどと言う事自体が非常にナンセンスな事のように感じられて来るのは私だけでしょうか?

「沖縄のロゼッタストーン」大変おおらかで、沖縄らしくて素晴らしいですね。

本物のロゼッタストーンの様な几帳面さ、重厚さは有りませんが、気にしてはいけませんね。

世界の端っこに生きる日本人であって本当に良かったなと、つくづく思います。

さて、沖縄の海底遺跡が人工のものか、それとも自然に出来た地形なのかは分かりませんが、世界中の海底・大陸棚に、人類の貴重な文明の遺産が眠っている事は間違い有りません。

低地の文明は、洪水の度に、氷河期が終了して海進が起こる度に、壊滅して来たと言う事だと思いますよ。

インド西部のカンベイ湾に9500年前の都市が水没していたと言う、以下の大地舜さんのこの記事は、大変面白かったですよ。

「インド亜大陸西部のカンベイ湾に9500年前の都市が水没していた!都市遺跡発見の意味。」


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